こんにちは!
横浜市港南区を中心に外壁塗装・屋根塗装・リフォームを手がけております、株式会社エス・イノベーションです。
今回は、港南区日限山で行った「鉄部塗装作業」の様子をご紹介します。
外壁塗装や屋根塗装と並行して、鉄部のメンテナンスもとても重要です。放置してしまうとサビが進行し、建物の劣化が加速してしまいます。
鉄部とは❓なぜ塗装が必要なのか
住宅の鉄部とは、主に以下のような箇所を指します。
• 窓上の庇(ひさし)や水切り
• ベランダ手すり
• シャッターボックス
• 笠木や鉄骨階段 など
これらの部位は雨風にさらされやすく、サビが発生しやすいため、定期的な塗装保護が必要です。塗膜が劣化すると、見た目の悪化だけでなく、腐食や構造的な弱体化にもつながります。
①ケレン【下地処理】

• 作業内容:鉄部(またはアルミ部)の表面をたわしやサンドペーパーで擦っている様子です。
• 目的:
• 表面の汚れ、錆、旧塗膜を除去。
• 表面をあえてザラつかせて、塗料の密着性を高める(=足付け)。
• 重要性:この工程を省くと塗膜の剥がれや早期劣化につながるため、塗装前の必須作業です。
②下塗り【錆止めまたはプライマー塗布】

作業内容:鉄部に白っぽい塗料をローラーで塗っている様子です。
• 目的:
• 防錆効果:錆止め塗料を使うことで鉄部の腐食を防ぎます。
• 密着性向上:上塗り塗料が剥がれにくくなるよう、接着の役割を果たします。
• 使われる塗料の例:
• 錆止めプライマー(エポキシ系・ウレタン系など)
• 下塗り専用プライマー(素材によって種類が異なります)
③上塗り【仕上げ塗装】
下塗り後、乾燥時間をしっかり確保してから、最後の仕上げとなる「上塗り」を行いました。
この工程では、鉄部専用の高耐久塗料を使用しています。ローラーを使って丁寧に塗り重ねることで、塗膜に厚みと美しいツヤを持たせ、長期間にわたる保護効果を実現します。

上塗り塗料の役割
- 雨風や紫外線から素材を守る
• サビや腐食の進行を抑える
• 美観を保つ(ツヤ・色の鮮やかさ)
• 汚れが付きにくい防汚性能
今回選定した塗料は、2液型のウレタン樹脂塗料で、耐候性・耐久性ともに優れており、外部鉄部には最適です。カラーは建物の外壁色と調和するシックなグレーを採用しました。
このようにして、鉄部塗装は3つの工程(ケレン → 下塗り → 上塗り)を段階的に行うことで、見た目はもちろん、素材そのものの寿命を延ばす大切なメンテナンスとなります。
