「最近、家の壁にあるゴムのような部分に、ひび割れや隙間ができてきた…」
「外壁塗装を勧められたけど、この目地だけ直せばいいのかな?」
横浜市で築10年以上のお住まいをお持ちの方なら、一度はそう感じたことがあるかもしれません。
その「ゴムのような部分」の正体は、シーリング(またはコーキング)。実は、このシーリングこそが、お住まいの防水性と寿命を左右する非常に重要な役割を担っています。
このシーリングの劣化を放置すると、美観を損なうだけでなく、雨漏りや外壁内部の腐食といった深刻なトラブルに繋がりかねません。
しかし、
「いつ打ち替えればいいの?」
「費用はどれくらいかかる?」
「外壁塗装と一緒がいいって本当?」
など、わからないことも多いですよね。
そこで今回は、横浜市港南区を拠点に数多くの外壁・屋根リフォームを手掛ける株式会社エス・イノベーションが、シーリング打ち替えの「ベストタイミング」から「費用相場」「業者選びのコツ」まで、プロの視点で徹底解説します。
この記事を読めば、シーリング打ち替えで後悔しないための知識がすべて身につき、最大で20万円以上もお得にメンテナンスできる方法までわかります。
そもそも外壁のシーリング(コーキング)とは❓重要な2つの役割
まず、シーリング(コーキング)がなぜ重要なのか、その役割から見ていきましょう。主にサイディング外壁のボードとボードの継ぎ目や、窓サッシ周りに充填されているゴム状の部材がシーリングです。
役割①:建物の防水性を守る「水の防波堤」
シーリングの最も重要な役割は、外壁の隙間から雨水が浸入するのを防ぐことです。 建物は、サイディングボードのようなパネル状の建材をパズルのように組み合わせて作られています。その継ぎ目をシーリングで塞ぐことで、初めて鉄壁の防水性が生まれるのです。
この「水の防波堤」が劣化すると、雨水はやすやすと壁の内部に侵入し、雨漏りや構造材の腐食を引き起こす原因となります。
役割②:地震や振動から建物を守る「クッション」
シーリングはゴムのように弾力性があり、地震の揺れや、道路を通る車の振動、温度変化による外壁材の伸縮などを吸収するクッションの役割も担っています。
もしシーリングがなければ、外壁ボード同士が直接ぶつかり合い、ひび割れや破損につながってしまいます。シーリングがあることで、建物にかかる負担を和らげ、耐久性を高めているのです。
【豆知識】シーリングとコーキングの違いは?
厳密な定義はありますが、現在では建築業界でもほぼ同じ意味で使われています。本記事でも同様に扱います。
【写真でセルフチェック】見逃し厳禁‼︎シーリング打ち替えが必要な劣化サイン
シーリングの寿命は、環境にもよりますが約7年〜15年と言われています。ご自宅のシーリングがSOSサインを出していないか、チェックしてみましょう。
サイン①:ひび割れ・肉やせ
紫外線の影響でシーリング材が硬化し、細かなひび割れが発生します。さらに劣化が進むと、シーリング材自体が痩せて細くなり、隙間が目立つようになります(肉やせ)。 これは防水機能が低下し始めている初期〜中期のサインです。
サイン②:剥離(はくり)
シーリングが外壁材から剥がれ、完全に隙間ができてしまっている状態です。ここまでくると、横殴りの雨などが降った際に雨水が直接浸入する可能性が高く、非常に危険な状態です。
サイン③:硬化・弾力性の喪失
新品のシーリングは指で押すとゴムのような弾力がありますが、劣化するとカチカチに硬くなります。弾力性を失うと、建物の揺れを吸収できず、ひび割れや剥離につながります。
サイン④:チョーキング現象(触ると粉がつく)
外壁だけでなく、シーリングの表面を触ったときに白い粉がつくことがあります。これも塗膜が劣化しているサインであり、防水性が失われつつある証拠です。
一つでも当てはまる症状があれば、専門家による診断をおすすめします。



シーリンング打ち替えのベストタイミングはいつ❓【築10年】が最初の目安
では、具体的にいつシーリングの打ち替えを検討すべきなのでしょうか。
なぜ10年?シーリングの寿命について
多くの新築戸建てで使われているサイディングでは、シーリングの寿命が約7〜10年とされています。外壁材本体よりも先に劣化が始まるケースがほとんどです。
そのため、お住まいが築10年を迎えたら、一度専門家による点検を受けるのが理想的なタイミングと言えます。
横浜市の環境が劣化を早める?
特に横浜市では、以下の地域特性によりシーリングの劣化が早まる可能性があります。
● 海に近いエリア(磯子区・金沢区など): 潮風に含まれる塩分が、シーリングの硬化を促進させることがあります。
● 内陸の谷戸が多いエリア(港南区・栄区など): 湿気がこもりやすく、シーリングにカビや藻が発生し、劣化を早める一因となります。
お住まいの地域の特性を理解している業者に診断してもらうことが重要です。
「まだ大丈夫」が危険!劣化を放置する3大リスク
「小さなひび割れだからまだ平気だろう」と放置すると、後々大きなトラブルに発展する可能性があります。
- 雨漏りの発生: 劣化した隙間から雨水が壁の内部に浸入し、室内の天井や壁にシミを作ります。気づいた時には、大規模な修繕が必要になることも少なくありません。
- 外壁材の反り・腐食: 壁の内部に湿気が溜まることで、外壁サイディングボードが反ったり、内部の木材が腐食したりする原因になります。
- シロアリ被害の誘発: 湿った木材はシロアリの大好物です。シーリングの劣化が、結果的にシロアリを呼び寄せることにもなりかねません。
【費用相場を大公開】シーリング打ち替えの料金はいくら❓
気になる費用について、具体的な相場を見ていきましょう。
シーリングの単価相場:900円~1,500円/m
シーリング工事の費用は、打ち替える目地の長さ(m)で計算されるのが一般的です。単価は使用するシーリング材の種類や業者の設定によって異なりますが、1mあたり900円~1,500円が目安です。
30坪の家での総額費用シミュレーション
一般的な30坪の戸建て住宅の場合、シーリングの総延長は150m~200m程度です。
● 計算例: 1,200円/m × 180m = 216,000円
この他に、既存シーリングの撤去費用や諸経費が加わり、総額では約15万円~25万円が相場となります。
最重要ポイント!外壁塗装との同時施工で足場代(約20万円)がまるごと節約できる!
ここが最も重要なポイントです。シーリング打ち替え工事は高所作業を伴うため、必ず足場の設置が必要になります。この足場代が、30坪の住宅で約15万円~25万円かかります。
もし、「今回はシーリングだけ」「数年後に外壁塗装を」と別々に工事を行うと、その都度、高額な足場代が発生してしまいます。
しかし、外壁塗装とシーリング打ち替えを同時に行えば、足場は1回の設置で済みます。 つまり、足場代がまるごと一回分、約20万円も節約できるのです。
多くの場合、シーリングが劣化しているということは、外壁の塗膜も同じように劣化が進んでいます。賢くメンテナンス費用を抑えるためにも、足場を組むタイミングで、外壁と屋根、シーリングのメンテナンスをまとめて行うことを強くおすすめします。
【打ち替え】と【増し打ち】どっちを選ぶべき❓プロの見極め方
シーリングの補修には、既存のシーリングをすべて撤去して新しく充填する「打ち替え」と、既存シーリングの上から新しいものを重ねる「増し打ち」の2つの方法があります。
● 打ち替え: 既存の劣化したシーリングを完全に除去するため、シーリング本来の性能を最大限に発揮できる。
● 増し打ち: 既存シーリングの上に重ねるだけなので、費用は安いが、すぐに剥がれるリスクが高く、十分な厚みも確保できない。
原則として、外壁目地は「打ち替え」が基本です。 安さだけで「増し打ち」を提案してくる業者には注意が必要です。ただし、窓サッシ周りなど、構造上シーリングを完全に撤去できない箇所では、例外的に増し打ちを行うこともあります。
シーリングのDIYは絶対NG❓プロがおすすめしない理由
最近ではホームセンターでもシーリング材が手に入り、「自分でやってみよう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、プロの立場からはシーリングのDIYは絶対におすすめできません。
● 理由①:既存シーリングの撤去が不完全になりやすい
● 理由②:下地処理(プライマー塗布)を怠り、すぐに剥がれてしまう
● 理由③:高所作業は転落などの重大事故のリスクがある
不適切な施工は、結局雨漏りを引き起こし、プロにやり直しを依頼することでかえって費用が高くつくケースがほとんどです。
横浜市で失敗しないシーリング工事業者の選び方5つのポイント
は、信頼できる業者をどう選べばよいのでしょうか。以下の5つのポイントを確認しましょう。
- シーリング工事の実績が豊富か: 施工事例を見て、キレイな仕上がりか、詳細な工事内容を公開しているかチェックしましょう。
- 有資格者が診断しているか: 「外壁診断士」などの資格を持つ専門家が、建物の状態を正確に診断してくれるか確認しましょう。
- 見積書の内容が詳細で明確か: 「工事一式」ではなく、「シーリング撤去・充填 〇〇m」のように、数量や単価が明記されているか確認しましょう。
- 地域密着で、横浜の環境を理解しているか: 潮風や湿気など、地域の気候特性を考慮した提案をしてくれる業者は信頼できます。
- 保証やアフターフォローがしっかりしているか: 工事後の保証制度や定期点検の有無も重要な判断基準です。
横浜市港南区ならエス・イノベーションへ‼︎
私たちが選ばれる理由
株式会社エス・イノベーションは、横浜市港南区・栄区・戸塚区を中心に、地域密着でお客様の大切な住まいを守っています。シーリング工事で当社が選ばれる理由をご紹介します。
● 理由①:有資格者によるドローン無料診断で劣化を見逃さない
「外壁診断士」の資格を持つ専門スタッフが、ドローンを活用して屋根や壁の高い場所まで徹底的に調査します。 お客様にもその場で映像を確認いただき、写真付きの分かりやすい報告書でご説明するため、納得感が違います。
● 理由②:自社施工による適正価格と高品質な仕上がり
代表の島崎(16歳から職人の道へ)をはじめ、経験豊富な自社職人が施工から管理まで一貫して対応。 中間マージンを省いた適正価格で、高品質な施工をご提供します。
● 理由③:豊富な施工実績とお客様からの信頼の声
ホームページでは、横浜市港南区を中心に数多くのシーリング工事や外壁塗装の施工事例を公開しています。 お客様からの「仕事が丁寧で安心できた」「価格も納得で大満足」といった嬉しい声が私たちの誇りです。
● 理由④:多様な支払い方法で安心
現金・銀行振込はもちろん、各種クレジットカード、PayPay、リフォームローン(アプラス)にも対応。 お客様のご都合に合わせた柔軟なお支払いプランをご提案します。